●星飛雄馬
主人公
基本設定は原作漫画版に準ずるが、本編の流れに組み込まれない番外編では生来が右利きである事を知っている独自の展開が見られる。第6話で巨人へ再入団。
●星一徹
飛雄馬の父
本作では花形の役割も兼ねており、様々な手段で息子の巨人復帰を阻止しようとする。現役時代を思わせる巧みな投球で打者・飛雄馬を翻弄する場面も見られた。
●長島茂雄監督
巨人軍監督
原作漫画版のコーチ陣の役割も兼ねる。報道陣に対しテスト生(飛雄馬)への取材の自粛を求める等、飛雄馬への理解を示すシーンも描かれた。
●伴宙太
飛雄馬の親友
原作漫画版と同じく飛雄馬の巨人復帰に全面的に協力。偽名を使い八百屋に居候していた親友を苦労の末につきとめる。
●ビッグ・ビル・サンダー
本編と番外編にそれぞれ異なる設定で登場。本編では殺人スライディングをコーチし、巨人再入団を実現させる。番外編では打撃コーチとして来日。日本の文化に深い興味を持ち、お茶目な面も見せる。
●王貞治
長島監督の命により伴重工業グラウンドで打撃練習中の飛雄馬と対決。再入団を目指すかつてのチームメイトの復帰を心から願う。
●マーぼう(マサル少年)
コミカライズ版のオリジナルキャラ。飛雄馬の居候先の八百屋の一人息子。飛雄馬を慕い、彼の巨人復帰を誰よりも応援している。
●ポロリーズ監督
原作漫画版同様に物語冒頭に登場する連敗中の草野球チーム監督。
●ポロリーズ投手
三塁打を打たれ思い切り悔しい表情を見せる。
●居酒屋店員
酒を煽り涙する飛雄馬を見て「泣き上戸かしら?」と不思議がる。
●酔っ払い
居酒屋で泥酔していた客。原作漫画版よりはマトモな顔つき。
●巨人ファンの男
原作漫画版同様に居酒屋内で長島を批判する酔っ払いに立腹し喧嘩になる。
●マーぼうの父
夫婦で八百屋を経営。飛雄馬は「飛田」の名で2階に居候していた。正体判明後も変わらず彼の巨人復帰を心から応援する。
●マーぼうの母
夫、息子と同様に巨人軍復帰を目指す飛雄馬を暖かく見守る。
●覆面投手団
マーぼう曰く「デストロイヤーみたいな覆面」を被る伴重工業に雇われたプロの二軍選手たち。
●覆面投手団(番外編版)
番外編①登場する覆面投手団。原作漫画版と同じサングラス姿である。
●屋台の親父
一徹が立ち寄った屋台の親父。原作漫画版のようにおでんが不味いと言われる事はなかった。
●マーぼうの仲間たち
巨人軍復帰を目指す飛雄馬の小さな応援団。公園内にトレーニング場を作った。
●張本勲
1976年(昭和51年)の巨人軍戦力増強の要。殺人スライディングを見せたテスト生・飛雄馬の気迫を認める。
●国松彰コーチ
張本の失言からマスコミの晒し者になってしまった星を庇おうにも、どうすれば良いか分からず困惑する。
●記者たち
宮崎キャンプに参加していたテスト生がかつてのエース・星である事を知りカメラに収めるも、長島の思いを受け入れフィルムを破棄する。
●柴田勲
巨人軍V9時代から活躍する名選手。テスト生として宮崎キャンプに参加した飛雄馬に「もどってこい不死鳥よ!」と熱い言葉を贈る。
●飛雄馬、明子の母
一徹の部屋に置かれた遺影。巨人に復帰した飛雄馬は亡き母にその事を報告する。
●花形満と思われる人物
本作に花形満は登場しないが、回想シーンで花形と思われる人物の後姿が僅かに描かれた。
●久保田整形外科院長
殺人スライデイングを真似て怪我をしてしまったマーぼうを診察。順調に回復していると伴に説明する。
●掛布雅之
原作漫画版と同じくビル・サンダーの刺客として登場。殺人スライディングを破る。
●古葉竹識監督
1976年(昭和51年)オールスター戦セ・リーグ監督。長島監督の言葉を信じ、左腕が破壊されている飛雄馬をライトに起用する。
●怒る観客
返球出来ない星をライトに起用した事でパ・リーグに1点を献上したようなものだと怒りだす。
●広岡達朗監督
ヤクルトスワローズ監督。右腕投手復帰直後で守備が素人である飛雄馬の弱点を攻める。
新巨人の星Ⅱ(コミカライズ版) 登場人物
●星飛雄馬
主人公
前コミカライズ版、原作漫画版とも設定が大幅に異なり、代打時代は存在せず、本作が連載された1979年(昭和54年)に右腕投手として巨人軍に再入団する。
※原作漫画版では1976年(昭和51年)再入団
●丸目太
青雲高校レスリング部主将。野球部創立10周年記念式典に招かれた飛雄馬に因縁をつけた事がきっかけとなり、野球に目覚める。本作の第2の主人公とも言える存在。
●花形満
飛雄馬のライバル
原作漫画版と異なり、現役引退はしておらず、飛雄馬の巨人復帰戦を左門と供にスタンドから祝う。
●左門豊作
飛雄馬のライバル
基本設定は原作漫画版に準ずると思われる。右腕投手として復帰した飛雄馬の弱点にいち早く気付く。
●伴宙太
飛雄馬の親友
基本設定はアニメ版「新巨人の星Ⅱ」に準ずる。丸目の才能を見抜いた星の言葉を信じ、青雲高校OBとして丸目を野球部へ誘う。
●長島茂雄監督
巨人軍監督
本作での出番は少ない。左門に敗れた星の大きな弱点を知り、二軍行きを命ずる。
●王貞治
飛雄馬の投球フォームの欠点に気付く。本作での出番は非常に少なく、台詞も一言のみ。
●掛布雅之
第1話冒頭で飛雄馬の速球に打ち取られる。原作漫画版と異なり、ライバル的な描写は無い。
●青雲高校校長
野球部の創立十周年式典の予算の関係上、レスリング部へ予算を十分に回せなかった為、丸目の怒りを買う。飛雄馬と伴が在学中の頃から在籍。
●教頭
校長に詰め寄る丸目を止めようとするが突き飛ばされてしまう。丸目に「部長」と呼ばれるが、後に登場する部長とはキャラが異なる。
●不良グループ
元々は丸目と同じレスリング部所属で校内で大きな態度をとっていたが、丸目が野球部に入部してしまった為、彼に汚い野次を飛ばしトラブルに発展する。
●野球部部長
高瀬と丸目の対決を見届け、丸目の入部を許可する。
●左門京子
左門の妻。本作では特に過去に触れた描写はなく、左門との会話シーンが僅かにあるのみ。
●丸目の兄
アニメ版と同じく常識人であり、飛雄馬との対決後に気持ちの揺れる丸目に「男なら思った事を力いっぱいやれ。人生は一度きりだぞ」と諭す。
●上条小百合
本作のオリジナルキャラ。丸目の幼馴染で無鉄砲な彼の身を案ずる。恋愛感情は無い様子。丸目も彼女には頭が上がらない。
●杉下茂コーチ
左門一人に打ち込まれる飛雄馬を降板させるべきか長島監督と話し合う。
●小百合の友人
高瀬の事が好きで、野球部の紅白戦を一人で見に行くのは恥ずかしいと小百合を強引に誘う。
●高瀬
本作のオリジナルキャラ。青雲高校野球部主将兼エース。試合中に乱入してきた丸目と勝負し打ち取る。再度対決の際に丸目の才能と努力を認め、野球部にスカウトする。
●青雲高校の生徒
高瀬と丸目との対決を見物していた野次馬たち。野球の素人である丸目を茶化す。
●岩本尭(たかし)二軍監督
二軍落ち後、四日も行方不明となり、ベンチで一人新魔球について考える飛雄馬を注意する。
●二軍捕手
飛雄馬の球を受けるが、その球威に恐れをなし、腕が壊れると怒り出す。
●武宮敏明寮長
巨人軍の寮長。本作では1シーンのみ登場。二軍選手達に「ただの大メシ食らいにはなるな!」と釘を刺す。
●整備士
アニメ版と異なり、花形財閥ではなく伴重工業所属のレーシングチームの整備士。伴の頼みもあり、飛雄馬のレーシングカー搭乗を許可する。
●花形(星)明子
本編未登場。新連載予告のみ掲載。飛雄馬の姉であり、ライバル花形の妻。